■エクセレントデザイン大賞

ベビーロック「縫工房」
m：株式会社鈴木製作所
d：柚山　幸介（同社）

　５０種類以上の縫い方が可能な多機ミシンでありながら、複雑な糸 調節の自動化やエアーによる自動糸通し化により操作性を高め、また外観はコンパクトでシンプルにまとめた優れた製品である。

■エクセレントデザイン奨励賞

ヘッドプロテクタ.One
(ﾄﾞｯﾄﾜﾝ)
m：Thousand Leaves
d：千葉　慶子

　スノーボードによる事故増加に対応し、後頭部を守るため機能的でファッショナブルなスポーツギア。ゴーグルのベルトに装着する方式で、内側にエアー構造のクッション材を使用した。

■エクセレントデザイン奨励賞

積み重ね腰掛け
m：有限会社つるクラフト
d：米山　彰二（同社）

　軽くて柔らかい桐材の用途拡大をテーマに、座り易く片手で持て、積み重ねが出来るいす。このほか、鉢置き、踏み台、飾り台等にも使え、全体に角に丸みを待たせ手触り感を良くした。

■エクセレントデザイン奨励賞

防水形ハンディ放射温度計 m：株式会社山形チノー
d：柴田　恭成（自社）
　　佐久間　保幸
（有限会社佐久間商品企画）

　 コンパクトで操作が簡単な食品用の放射形温度計。レーザーマーカーの照射に必要な薄型レンズの開発により高機能と低価格化を実現し、さらに衛生上不可欠な防水機能（洗える）を付与した。

■エクセレントデザイン奨励賞

ベンチ
m：株式会社天童木工
d：蛯名　紀之
（プライムデザインオフィス）

　 公共施設のロビー用のベンチ。木の優しさと成形合板のしなやかなフォルムに加え、背面に手摺りの丸棒を取り付けたユニバーサルデザイン。座面の張り地に防水、撥水、抗菌処理を施した。

■エクセレントデザイン奨励賞

積層MDFチェアー
m：株式会社多田木工
d：鈴木　敏彦
（東北芸術工科大学）

　 針葉樹（淡）と広葉樹（濃）のＭＤＦの単板を積層し、構造材に用いた小いす。積層断面のストライブがポイントで、ＭＤＦの特性を活かしＣＡＤ，ＣＡＭ加工に適したシンプルなデザインにまとめた。

■エクセレントデザイン賞

■エクセレントデザイン賞

フライパン
m：有限会社鋳心ノ工房
d：増田　尚紀

　
　 百貨店向けのオリジナルブランド企画として開発。伝統的な鉄鋳物を使い、コンテンポラリーな食卓、キッチンを演出する鉄器である。使い込むことで自分の道具に育てる時間のデザインを提案。　　　

■エクセレントデザイン賞

和鉄ポット
m：株式会社菊地保寿堂
d：菊地　規泰（自社）

　伝統ある山形鋳物の技術を基に、新たなブランド「モンデゥ・ＷＡＺＵＱＵ」を開発した。デザインは、有機的な３次元曲線によるモダンイメージとし、国内外向けにお茶を楽しむユーザーを開拓。

■エクセレントデザイン賞

封帯「しめしめ締」
m：株式会社パールパッケージ企画
d：小松　秀一（自社）

　果物、麺等の食品容器を封ずるための締め帯（封帯）である。透明なフィルムを筒状に成形し、新しい背貼り構造を考案した。低コストで簡単で、きれいなパッケージを提案。素材のリサイクルにも配慮した。

■エクセレントデザイン賞

くつろぎいす
m：木工房エヌ・ワークス
d：芦野　直之

　タモの無垢材を使用し、ぬくもりの伝わるゆったり、どっしりしたくつろぎ椅子。座面までの高さが、35cmと低く座面も広い。摺足になっている脚部は、畳の上での使用も可能である。　

■エクセレントデザイン賞

小型ミストキャッチャー
m：東北精機工業株式会社
d：佐藤　雄一（自社）
　 羽生田　光雄
（山形県産業創造支援センター）

　工作機械から発生する水溶性・油性ミストを効率良く補修するために開発した小型の集塵機である。工作機械の上部に設置するタイプのため、安全性、省スペース、軽量化、メンテナンス性を考慮し設計した。

■エクセレントデザイン賞

アートパンチを応用した製品
（ゆらぎ・モアレ）
m：株式会社アサヒ技研
d：鈴木　敏彦
（東北芸術工科大学）

　金属パネルに写真画像をコンピュータ処理によってドット変換し、パンチアウトする技術（アートパンチ）を応用したシリーズ製品の１つであり、発光体のゆらぎ・モアレ効果を応用した照明器具である。