〜 Webサービスを基盤とするシステム統合 〜
今、何故SOAが注目されるのか? ITによる業務効率を目的に、情報システムを次々に構築してきた結果、ばらばらのシステムを相互接続する困難に多くの企業が直面しています。
Javaをはじめオープン系システムが基幹業務へと浸透し、バックエンドの汎用機システムやデータベースとの相互接続が可能になることで、これまで隠れていたシステム間の相互接続コストが顕在化してきました。1対1を前提に設計してきたインターフェースをn対nへ、Webサービスプロトコル(SOAP/UDDI/WSDL)を使った共通バス化への流れの中で、サービス指向アーキテクチャSOA(Service
Oriented Architecture)が生まれました。「記述言語で定義された粗粒度のサービスを共通のインターフェースで粗結合する、分散コンピューティング」を実現するSOAは、J2EEや.NETを超える次世代のアーキテクチャです。
SOA対応の情報システムを採用することで、既存システムを有効活用してのIT投資の圧縮が可能です。SOAとは、開発の主導権をベンダーからユーザーに取り戻すことなのです。
本講演ではSOAのリーダー企業であるIBMから講師をお招きし、J2EEからSOA/ESBまでの基礎を解説するとともに、SOA対応ミドルウェア製品(WebSphere6.0)についてご紹介します。システムの相互接続を通じ、限りない付加価値を生み出すであろうこれからの情報システムのあり方をはじめ、将来技術を知るよい機会として、多くの方にご参加をおすすめします。